熊本震災、南海トラフへの影響は

熊本の震災から11日目の朝を迎えた。あれから震源地が徐々に上へ移動、また鹿児島でも地震が起きるなどして西日本の南海トラフ地震への影響が懸念されている。ただ、熊本の地震は特異な地殻変動と変動しており沖縄でも地震の可能性があるという。
昭和19年に東南海地震が起きた時は、発生の数十年前からマグニチュード7の鳥取地震などの直下型地震が多く起きた。また、平成7年のマグニチュード7の阪神大震災も次の南海トラフ地震の前兆とされているそうだ。
名古屋大で地震学を専門としている山岡耕春教授は「内陸で地震が活発化するのは中国、四国地方までで、九州は関係ない。熊本地震が南海トラフ地震の引き金になることもない」と否定意見を述べた。
熊本地震は沖縄トラフなどの大規模な地殻変動で引き起こされたとされるため、気象庁も「南海トラフ地震とは仕組みが異なり、影響を与えることはない」と否定した。
また、地震速報を見るたび本土でも大きな地震が起きるのではと感じるが、東大地震研究所で地震学を専門としている古村孝志教授は「発生間隔は2千~3千年で、次の地震のエネルギーはまだ十分にたまっておらず、影響する可能性は低い」と話し、「沖縄トラフ北東端に近い鹿児島県の甑島周辺では、昨年11月から今年にかけて最大マグニチュード7級の地震が続いていた。これらが逆に熊本地震に影響を与えた可能性もある。沖縄トラフの今後の地震活動は分からないが、津波を伴うマグニチュード7級が発生する恐れがあり、警戒を怠ってはならない」としている。
また、琉球大で地震学を専門としている中村衛教授は沖縄トラフについて「熊本から遠い上、多数の細かい断層の集まりのため北部を除いて影響しない」としている。
特別大きな地震はまだ怒らないようだ。これから先、日本はどうなってしまうのだろう。